2020年8月にMicrosoft社より今後1年間のうちに Microsoft 365 アプリおよびサービスにおける Internet Explorer 11 (IE 11) のサポートが終了することが発表されました。
(参照:Microsoft 365 アプリの Internet Explorer 11 のサポート終了と Windows 10 での Microsoft Edge レガシー版のサービス終了)
これまでは Internet Explorer ユーザーだったものの、時代の流れ・普及率・セキュリティ上の関係からGoogle ChromeやFireFox等ブラウザを変えられている方が多数かもしれません。
今日はIE11のサポート終了とはどういうことか、終了したらIE11は使えなくなるの？、またどうしたら解決できるのか？についてご紹介したいと思います。
- 目次
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- IE11のサポートが終了とは？
- サポートが終了したら何が起こるの？
- サポート終了が起こった場合の解決策は？
- まとめ
IE11のサポートが終了とは？
Microsoft社は「Internet Explorer 11(IE11)」、「Microsoft Edge」の旧版（Microsoft Edge Legacy）と新版をサポートしています。
このうちのIE11と旧版のEdgeのサポート終了をこの8月に明らかにしました。
2020年11月30日 Microsoft TeamsのウェブアプリはIE 11のサポートを終了
2021年3月9日 Microsoft Edge Legacy（Windows10のデフォルトブラウザ）をサポートしなくなります。
2021年8月17日 Microsoft 365のアプリとサービスはIE11をサポートしなくなります。
Microsoft社としては、「Windows 10 においては、Microsoft Edge と Internet Explorer というふたつのブラウザーが搭載されていますが、弊社(Microsoft社)としましては、Internet Explorer との後方互換性が必要な業務 Web システムには Internet Explorer を利用いただき、Internet Explorer でなければならない場合以外は Microsoft Edgeをご利用いただくことを提案してきました。」としています。
これまではInternet Explorer は従来の Web アプリケーションとの後方互換性のために残しているブラウザーとしていましたが、今後はInternet Explorerの更新の予定はないため、順次Microsoft Edgeに切り替えをして欲しいという呼びかけをマイクロソフト社は公式に発表をしています。
サポートが終了したら何が起こるの？
IEサポート終了と聞くと、「今使っているInternet Exploreでウェブサイトが閲覧できなくなるの？」と思うかもしれませんが実際には2021年8月以降も閲覧は可能です。
IEサポート終了という意味は、”脆弱性が見つかってもセキュリティプログラム更新のアップデートはされない状態”になるということです。
悪い想像をすると、サポート終了期間に合わせてサポートが切れているソフトウェアを狙った悪意のある第三者からの攻撃が増える状態にあり、パソコンが乗っ取られてしまったり、情報が漏れてしまうという危険性が増えてしまいます。
これまで通りIE11の機能は変わらずに使用し続けることはできますが、上記のようにセキュリティ上問題があるため使うことは避けたほうが良さそうです。
サポート終了が起こった場合の解決策は？
Microsoft365アプリ・サービスにおけるIE11のサポートは終了するけれども、IE11自体は無くなるわけではなく、Chromium Edgeの Internet Explorer モードを使って閲覧することは可能です。
ただしセキュリティ上問題があるため、
①MicrosoftEdge(https://www.microsoft.com/ja-jp/edge)
②その他の推奨ブラウザ(GoogleChrome（参照URL:https://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/)、Mozilla Firefox等)
の二つを導入することを推奨しています。
まとめ
今回はIE11のサポート終了とはどういうことかについてご紹介いたしました。
日本ではIE11のシェア率はGoogle Chrome・Microsoft Edge に続く第3位だそうで、大手企業や銀行のシステム・官公庁の業務用Webアプリケーションで使われていることも多いそうです。
法人企業では、新しいブラウザ環境への設定には多くの検証時間や費用がかかる可能性もあります。
まず始められることとしては個人の利用を見直すことです。
IE11を使い続けることはセキュリティ対策の面で危険ですので、これを機会に最新のMicrosoft Edgeやその他のブラウザを利用することをオススメいたします！
